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公益社団法人三浦青年会議所

2019年度理事長所信
第58代理事長 蛭田 健

「共 鳴」
~自分の信じた道をまっすぐ進もう~


【はじめに】
 私たちの愛するまち三浦は、1922年に三浦市三崎に魚市場が開設され、日本全国各地から人が集まり、高度経済成長期を経て、漁業と農業を中心に経済的成長を遂げました。そして1962年、高い志と情熱を持った41名の青年たちによって、三浦青年会議所が設立されました。豊富な海の資源、そして豊かな大地の恵みと共に発展してきたまちの中で、56年の間、先輩諸氏の熱い思いが繋がり、今に至るまで継続されてきました。
 そして2019年となった現在、時代の大きな変化に伴い、三浦を含む日本全体に過去に類を見ない転換期を迎えております。人口減少問題、空き家問題といった先の見えない課題の山積、そして漠然とした将来への不安があります。今、我々の間近に存在する課題は、「どこかのまち」の「誰かが解決してくれる」課題ではないのです。「我々の住む三浦」の「我々が強い覚悟を持って挑む」課題なのです。我々青年会議所メンバーが今こそ、地域のリーダーとしてその課題に先頭を切って立ち向かう時がきているのです。
 三浦青年会議所は数ある団体の中でも三浦を代表する組織の一つです。しかしながら近年、会員数の減少や入会年数の短いメンバーが増え、思うように運動展開が進まないことがあるのも事実です。10年後、20年後も三浦を盛り上げたい、まちのためにと思う熱い気持ちを共鳴させる団体であり続けることが私たち三浦青年会議所の使命でもあるのです。先人たちからの思いを受け継ぐことは私たちにしかできないことなのです。その思いに私たちの覚悟と気概を乗せ、私たちにしか切り開くことのできない道を突き進んで参ります。


【当事者意識を持ったまちづくり】
 まちとは人そのものです。まちがあるから人がいるのではなく、人がいるところがまちになるのです。かつて三浦市はマグロの水揚げで日本一を誇った三崎漁港を中心に全国から様々な人・物・金が往来し、まちとしての発展をしました。しかしながら今、人口減少という時代の流れの中で大きく変化し続ける我々のまち、三浦にも今まで通りでいいという考えでは通用しないことが多く発生しています。我々の組織、そして事業も一緒です。「行政ではできないこと」「市民に求められていること」を視点においた事業を開催するのではなく、時代に合った、そして我々がやるべきことを見出し、事業構築をしていくことが必要なのです。人と同じことをする、周りと同調することが正しいと思われがちの世の中で、人と違うということが悪いことではなく、自分を信じ、人と比べない、それこそが個性ではないでしょうか。個性を生かすことを恐れず、事業展開をしていくことが、新たな三浦の可能性を広げるのです。枠にはまらないまちづくりを目指して参ります。
 また、本年度は統一地方選挙が行われる年でもあります。三浦市においても、三浦市議会議員選挙及び神奈川県議会議員選挙が執り行われる予定です。選挙において真に大事なことは立候補者による政策論争に有権者が耳を傾け、自分自身の判断において投票をされるということです。有権者の35%が組織票と言われる中で、40%に達しない選挙ということは自分の意思で投票した人がほとんどいないことになります。今回は選挙年齢が18歳に引き下げられてから初めて行われる統一地方選挙です。我々が公開討論会を開催することで、年齢に関わらず多くの三浦市民が政治に関心を持ち、投票率の向上の一助となり、そのことによりこのまちの未来を作る第一歩に繋げることができるのです。


【三浦の未来を担う次代の育成】
 今の三浦市というまちは、戦後いくつもの苦難を乗り越え、三浦を深く愛する先人たちによって作られ、守られてきたのです。今、そのバトンは青年である我々に徐々に受け継がれ、そして我々もいつかそのバトンを渡す時が来るのです。これからの三浦を育てるのは小学生や中学生、そして高校生といった20歳以下の若者です。人口減少という構造変化の大きなうねりが本格的に押し寄せる中、我々に与えられた使命の一つは今三浦市にいる若者に少しでも三浦市を愛してもらうことであると考えます。
 そのために必要なのは、我々一人ひとりが三浦に住む人であるという自覚を持つことが大切なのではないでしょうか。決してそれは、教え込まれることではありません。三浦で育ち、暮らし、遊び、そして市外に出る、といった体感の中で魅力に気付き、育まれるものだと思うのです。次代を担う世代に対し、学校や塾では教えてもらえない、子供の時代にしか得ることができない体験が、三浦を愛する子供を育て、将来の三浦を背負っていくのだと信じています。三浦の未来を担うのは、間違いなく今目の前にいる子供たちなのです。全力で子供たちと向き合い共に成長をしていきましょう。


【時代にあった効率的な情報発信】
 メディアが社会に影響を与える力は非常に大きいです。例えば、携帯電話の普及でそれまでは個人的な行為であった電話を公共の場に持ち出すことが当たり前の時代になりました。メディアの力によってそれまでの常識が覆り社会のあり方さえも変化させたのです。活字・映画からテレビの時代へ、テレビからインターネットの時代へ。そして一人一台の携帯電話の普及によってフェイスブック、ツイッターといったサービスが利用され、時代はインターネット全盛期を迎えています。
 我々、青年会議所の目的が、「明るい豊かな社会の実現」であれば、その運動を内部だけで共有をしても意味の薄いものになってしまいます。より広域的にそして効果的に私たち三浦青年会議所の運動を継続的に発信することで、三浦青年会議所や三浦の魅力が多くの人に伝わるはずです。そのためには紙媒体だけに頼るのではなく、メディアを駆使し、会員や市民への運動への理解と認知を深めて行くことが必要です。市民から信頼される組織として運動の発信と共に三浦の未来を創造しましょう。


【共に成長しあえる人材育成と共感できる仲間を増やす】
 2018年現在、人口が約1億2000万人の日本は40年後には9000万人を下回り、100年後には5000万人を下回ると予想されています。日本という国全体の人口が減るなかで、三浦だけが人口が減らずに増えて行くということは考えられません。歴史上、類を見ない急激に人口が減るなかで我々は生きていかなければなりません。今まで誰も経験のしたことがない時代で、我々三浦青年会議所ができることは、まずは三浦で活動するメンバー一人ひとりが青年会議所運動や仕事を通じ、自分自身を磨き、リーダーシップを磨く必要があるのです。また、自分だけのことで精一杯になるのではなく、問題を発見し解決できるような、次世代のリーダーが育つように育成を行わなければなりません。そして、今まで紡がれてきた熱い思いが乗ったバトンを次の世代へ受け渡し続けていくためにも、一人でも多くの仲間を増やして行かなければなりません。我々の思いが水面に広がる波紋のように繰り返し伝播することで、同じ道を歩むメンバーが増えてくれると信じています。この人材育成の繰り返しが組織の未来を創る生命線であり、三浦青年会議所が成長を続ける礎となるのです。


【組織の礎として】
 三浦青年会議所はメンバーそれぞれの思いのもと活動を行なっており、また、市内外の様々な団体と共に活動をする組織です。  多くの人間が関わる中で、必要なもの、それはコミュニケーションです。人は自分が精一杯努力する過程で、自分のしていることとその理由は誰にでもわかってもらっていると、度々思い込むことがあります。しかし、それはコミュニケーションなしではあり得ないことなのです。自らわかってもらえるように常に努力することが必要です。
 組織の運営は規律と一人が組織の一員であることの自覚によって成り立つのだと考えます。誰もが自分中心に考えるのではなく、組織運営としての役割を己自身の中心に据えることで、また個々が組織を運営するという自覚を持つことで、三浦青年会議所に関わる全ての皆と高め合うことができるのです。一人ひとりのメンバーが力を発揮し合うことで共感が生まれ、組織の土台がより強固なものになるように道を切り開いていきましょう。


【結び】
 人生のスタート地点は無数にあります。まさに今この瞬間がこれからの人生のスタートでもあるのです。そしてその瞬間は人生でたった一度きりの時間であり、出会いそのものであります。今という瞬間は二度とやってこないのです。
 私は2007年に三浦青年会議所に入会させていただきました。今日に至る12年間、愛情深い先輩や同志の仲間たちの共に歩んだ瞬間の積み重ねが今の私の青年会議所の礎を築き上げ、三浦市への愛を深めてくれました。
 私が今、立っているこの瞬間のこの道は決して私だけの道ではありません。先輩が切り開いた道であり、仲間と共に創り上げた道であり、家族によって支えられている道なのです。その道をさらに邁進すべく、責任と気概をもって最後までやり遂げてまいります。また、誰かの期待に応えるために青年会議所運動を進めるのではなく、自分たちの道を自分たちで切り開き、自分たちの信じる道を突き進み、その情熱と思いが周りに共鳴し、自分たちとまちの成長に繋がるのだと確信しております。
 個性溢れる三浦青年会議所の仲間と共に2019年度のすべての運動において、真摯に向き合い、地域社会の発展へと繋がるよう、全力で三浦の未来へ駆け抜けましょう。
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